7月28日(串木野各地)


バックナンバーはこちらです。

09:45-13:30 天気:はれ時々くもり 海上:なぎ 風:ほとんどなし



今日は久々に串木野へ行ってきました。うす雲が広がって日差しもそんなに強くなく先週と比べたら、まあ涼しかったです。
まずは串木野〜甑島間を走っているRORO船の「フェリーゆうき」です。10時ごろ串木野を出港するようで、トラックなどを積みこんでいました。
以前は、串木野漁港から発着していたようですね。


今日の目的だった地下石油備蓄串木野事業所のオイルフェンス展張訓練です。丸で囲った部分にオイルフェンスがあって、矢印部分が 「ちかび わかしお」です。この大きさだったら一体何なんだ?って感じですね・・・(汗)


「フェリーニューこしき」を撮影するために川内市の土川地区までやって来たのですが、「フェリーニューこしき」はすでに見えないところへ 行ってしまった後でした。トホホ。
途方に暮れていると、川内港へ向かっているらしい川崎さんのファンネルマークのチップ運搬船が目に入りました。ちょっとうれしかったです。


ここが土川港。小さな集落の小さな港でした。防波堤の先ではおじさんたちが釣りをしていました。 右側の橋は県道43号線です。


土川地区からもう少し川内のほうへ行った所から撮影した「フェリーニューこしき」なのですが、矢印がなければどこにいるんやー!?って感じですね。 デジカメな上に少し霞んでいたもので・・・。
と言うか、写ってないに等しいですねぇ。誰だこんな写真を撮ったのは??


さて、串木野市に戻って、「ちかび展示館」という所へ行ってみました。県道43号線を川内のほうへ走っていると、左側にポツンと看板があって以前 から気になっていたところです。地下石油備蓄基地関連の資料館だろうなー、という予想は当たっていましたが、建物など、予想に反するもの ばかりでした。
この写真が外観です。もう少しボロい建物だと思っていたのですが・・・(失礼!)。
中に入るときれいなおねぇさんが笑顔で迎えてくれました。入館料は無料で、名前と住んでいる市町村名をサラサラっと書くだけです。


これはタンカーから石油を降ろす際の海上部分の模型で、左側の黒いのがタンカーの舳先、真中付近の黄色いのが一点係留ブイというものです。 この一点係留ブイの下に海底配管があってそこを通って陸地まで石油を送るようになっています。
なんと一点係留ブイには10万トンクラスのタンカーも係留できるそうです。すごいですねー。


これは実際に掘られたトンネルで、ガラス越しですが間近に見られるようになっています。 奥に見えているのは3連ホイールジャンボという大型特殊削岩機でこれまた実際に岩盤掘削の際に活躍したものです。
ちょうどここが一番奥になっていて、映像コーナーも兼ねていました。この窓の上にスクリーンがあって、入口側のほうに座席があるという 造りです(分かってもらえるかな?)。
せっかくなので映像を見せてもらいました。備蓄基地のことを小さい子にも分かりやすいように解説していたので、すらすらと頭の中に入ってきました。


2回から見た展示スペースです。トンネルをうまい具合に使って造られていました。 串木野の地下石油備蓄基地の事が全て分かりますので、みなさんも串木野に行った際はぜひお立ち寄りください。
夏休みの自由研究のネタになるかも(笑)。
お問い合わせ先:0996-32-4747
さて、船好きとして気になるのがタンカーのことなので係の人に聞いてみたら、最近は2年に1回ある訓練の時にだけ来るとのことでした。 もうタンクの中は石油で一杯のようです。見てみたかったので、ちょっと残念。
ちなみに、ここには長さ555m、高さ22m、幅18mの岩盤タンクが10基あり、なんと日本で使われる約3日分の石油が備蓄されているそうです。 想像つかない量ですねー。


展示館の外にあった、発破で掘削したズリ(岩盤の破片とかでしょうね。)をダンプに積み込むサイドダンプ式ホイールローターの3.3立方メートル 積みバケットです。
バケットを左側へ傾けてダンプへ積みこんでいたようです。


地下石油備蓄基地串木野事業所の全景です。
この付近はタンクを造る際に出た土砂で埋め立てたそうです。知らなかったなー。


これが先ほど出てきた一点係留ブイの実物です。現在は串木野新港に陸揚げされています。


「シーホーク」が着いていました。現在、夏ダイヤで運航中ですので、15時まで休憩です。


串木野港へ行くと「制海」がいて、てらだ石油のタンカー「第八喜代丸」が給油に来たところでした。


岸壁に着けていた「みどり丸」という甑島の里村船籍の小さな木造の貨物船。
今でも、こんな船がいるんだなー、とうれしかったです。船室では、船長さんがヒルネ中でした。


ハッチももちろん木造でした。どんなものを運んでいるのでしょうねー。
近づいてみると木造船特有の香りがただよってきました。


東シナ海を背景にポッケ登場です。
「今度は太平洋を見てみたいな。」
・・・むむむむむ。

撮影データ:ファインピックス