3月3日(谷山港)


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みなとのなまえ

14:40-16:10 天気:はれのちくもり 海上:風浪あり 風:北西の風あり



今日は待ちに待ったひな祭り!・・・じゃなくて「クイーンエリザベス2世」の寄港日、入港から眺めようと朝5時過ぎに家を出ました。 ゆっくり走ったつもりだったのですが、着いたのは何と5:40。・・・あまりにも早く着きすぎてしまいました。仕方が無いので車の中で 時間つぶしです。
撮影した白灯台防波堤のすぐそばに出光の鹿児島油槽所があるのですが、朝早くからタンクローリーが次から次に出たり入ったりしていました。 交通量が少ないうちにガソリンスタンドへ油を届けるためにこんなに朝が早いのかな?


6:00を少し過ぎた頃にタグボートが3隻沖の方へ出ていきました。「東栄丸」が防波堤のすぐ近く、「明興丸」は沖防波堤の少し沖側、そして 「錦興丸」はかなり沖の方まで行っていたようです。
6:20頃になってやっと東の方が明るくなり始めました。よく考えるとこの時間帯が一番寒いんですよね。もっと厚い上着を持ってくれば良かった ・・・と何度思ったことか。ブルブル。左のほうに小さく写っている灯りは「明興丸」のものです。


6:30を過ぎるとかなり明るくなってきました。カメラバッグを担いで堤防をてくてくと歩いていくと、南のほうに小さくですが、写真などでしか 見たことがなかったあの「クイーンエリザベス2世」らしき姿を確認できました。うわー、ドキドキ。


7:00過ぎに大隈半島の山から朝日が顔を出しました。角度が悪ければ逆光になってしまい、最悪な結果になるところでしたがうまい具合に太陽を少し 過ぎたところでこちらへ船首を向けてくれました。さっきまでぼく以外には2人しかいなかった堤防にカメラを持った人達が数人やってきていました。


段々とその姿が大きくなってきます。手前の浮標が少し邪魔になったような気もしましたが、ある意味いいアクセントになってくれたかもしれません。 船首付近に寄り添っているのは「錦興丸」。


うわー、これが「クイーンエリザベス2世」か・・・。としばらく写真を撮るのも忘れて見惚れてしまいました。10年以上前に図鑑で見て、ずっと 見てみたかった船が今目の前にいるのが何だか信じられないような気がします。


船尾のほうからの眺めも良いですね。最近のクルーズ船を派手なお姉ちゃんとすればこの船はしっとりとしたお姉さんと言った感じでしょうか。


鹿児島海上保安部の「さつかぜ」と喜入分室の「さたかぜ」がやって来ていました。警戒のためだったのかな?こんな風に2隻一緒に動いているのは あんまり見られないので1枚撮影です。
この後「さつかぜ」は住吉町の桟橋へ戻ったようですが、「さたかぜ」は岸壁に横付けしたタグボートの横に繋がれていました。出港の時にも 出動するようです。


港いっぱいを使って船首を東へ向けるために回頭中です。今までクルーズ船の入港には間に合ったことがなかったのでこんな風景は初めてなのです。 ふと、尾道造船でよく見ていた、ドックイン、ドックアウトの風景が蘇ってきました。


船体が岸壁と平行になったら今度は3隻一緒に押す、押す、押す!喫水も深いでしょうからタグボートにとってはなかなか大変な作業かもしれませんね。


「クイーンエリザベス2世」の来航を歓迎してか桜島が小さかったですが爆発して噴煙をあげました。


掲示板でもおなじみの副隊長さんと会う予定だったのですが、急にお腹が痛くなってトイレを探していたら遅くなってしまいました。すぐ近くに 公園があったので事無きを得ましたが、もしなかったらと思うとゾッとします(笑)
港へ戻る途中の道から見えた風景です。あっ、一応ことわっておきますが、ちゃんとクルマを止めて撮影した写真ですからね。


パシフィックグレーンセンターに着けていたバラ積み船は「THIA CRRYSSOULA」だと思います。断定していないのは船名のペンキが一部はげていて 読み取れなかったからなのです。ついでに言うと、左舷側は船名自体が描いてありませんでした。困ったもんです。

★後日追記:他の写真で確認したところ「THIA CHRYSSOULA」という船名でした。



ニッサルマリン(東京都)所有の曳救船兼海洋調査船「若潮丸」(320t)が7号岸壁に着けていました。調査用のバージらしきものを左舷側に繋いで いましたが鹿児島で何か調査でもするのかな?何のためかは分かりませんが、火薬も積むことがあるようでちゃんと火薬庫が設けられているようです。
そう言えば、志布志のほうに「さつま若潮」っていう焼酎があったなぁ、と思い出しました。


いつもとも着けのタグボートですが、出港に備えてか今日は横付けです。後方の左側が「錦興丸」、その隣が「東栄丸」、前の方の左が「明興丸」、 巡視艇は「さたかぜ」です。


8号岸壁に着けているのはマルタ共和国はバレッタ船籍のバラ積み船「KHALEDA」です。飼料の原料か何かを運んできたようです。造りからすると ちょっと古めの船のようですね。


「クイーンエリザベス2世」じゃなかったのですが、どこかでこのようなアングルからの何かを見た覚えがあります。何だったっけ?


ただ今、清水を積み込み中です。2ヶ所の給水栓を使っていましたが、この数時間後にもう一度谷山港へ行った時もまだこの時と同じく積み込み中でした。 相当な量を1日に使うのでしょうね〜。


1,500人も乗っていると出るゴミの量も半端じゃないようで、トラック数台分はあったようです。しかし、すごいなぁ。


上から水がバシャバシャと海面に落ちてきていたので何だ?と見上げてみるとデッキの風防を洗っているところのようでした。一部はこのように 開閉が出来るようになっています。


こういう丸みを帯びた船尾の船も少なくなってきましたね。こういう船尾のほうが客船らしくて良いと思うんですけど・・・。


かなり久しぶりにポッケ登場です。マクロ機能を使っての撮影なので、背景がぼやけて良い感じ。
ポッケ「わーい、くいーんえりざべす2せいを見られたよ!」
こんな大きな船を見るのは初めてだったのでちょっと興奮気味のポッケなのでした。

撮影データ:ファインピックス

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