2月3日(新港・南埠頭−テロ対策訓練)


バックナンバーはこちらです。

みなとのなまえ

13:00-16:40 天気:はれ 海上:風浪あり 風:北西の風強し



今日は全国初となる旅客船を対象にしたテロに対する訓練が鹿児島湾で行われました。参加したのは船艇11隻、航空機5機、十管本部をはじめとする 18機関・団体です。
訓練は鹿児島を出港した大型旅客船(想定船は「クイーンコーラル8」)に爆発物を仕掛けたと言う連絡があり、甲板の自動車が爆発、乗組員・ 乗客がげかをして火災が発生したという想定で行われました。
13時前に新港に着いたのですが、すでに参加する船たちは沖合いで待機していて、南埠頭を対策本部となる「はやと」が出港するところでした。


鹿児島航空基地所属の「あじさし」の姿もあって上空を円を描くように飛んでいました。


沖合いで待機する参加船。今日の訓練に参加したのは巡視船艇が「はやと」、「さつま」、「さつかぜ」、「はまゆう」、「いそしお」、鹿児島県の 漁業取締船「第二制海」、財務省(税関)の取締船「なんせい」、 日本海事興業の「錦興丸」と新日本石油マリンサービスの 「第一喜入丸」、そして想定船が「クイーンコーラル8」でした。ヘリコプターは保安庁の「はやたか」と 「るりかけす1号」、鹿児島県の防災ヘリ「さつま」、海上自衛隊機1機が参加しました。


まず最初に「るりかけす1号」から機動救難士がロープを使って想定船に乗り移る訓練がありました。離れていたので人が点のようになってしまいました。


続いてはケガをした乗客・乗員を他の船で陸(今回は南埠頭)まで運ぶ訓練です。「第二制海」が想定船に着ける「さつかぜ」に接近中です。 「なんせい」、「はまゆう」、「さつかぜ」がケガ人を運ぶ役割だったようです。


「はまゆう」もケガ人を乗せて走ってきました。矢印部分には担架にのせられた重症のケガ人役が。
ヘリコプターが空を飛び交い、沖にはたくさんの船の姿。ポツポツと見物人が新港の赤灯台防波堤にやって来ていました。知らない人はびっくりしたかも しれませんね。


巡視船「こしき」の警備救難艇が救命いかだを引っ張りながら走ってきました。ゆっくりとだったので、何かここだけのんびりしているなぁ、 とちょっとおかしかったです。


これはヘリコプターでケガ人を吊り上げて救助しているところかと。段々と南の方に移動していった(流されてた?)ので見にくくなっていきました。 トホホ。


パニック起こして海中に飛びこんだ乗客をヘリコプターで吊り上げて救助する訓練も行われました。発煙筒の煙が見えています。


消火のための放水訓練も行われました。「錦興丸」、「第一喜入丸」、「さつかぜ」、「はまゆう」が一斉に放水開始です。上空に見えている点はホコリ じゃありません。4機のヘリコプターなのです。念の為。


最後は流れ出した油を拡散する訓練。「さつかぜ」、「はまゆう」、「第一喜入丸」(も?)が処理剤を散布中です。訓練は予定では13:30〜 14:30の1時間でしたが、終わったのは15:00頃でした。
県内でテロが起こるなんて考えたくありませんが、これだけはいつどこで起こるかわかりませんからねー。今回のような訓練でしっかりと備えていて 欲しいです。


訓練を終えて新港へ向かってくる「クイーンコーラル8」の前を15:00頃南埠頭を出港した三重県立水産高校の実習船「しろちどり」が 通過していきました。


南埠頭に着けた「はやと」とマストだけが見える船がいたので、それを撮影するために南埠頭へやって来ました。マストの正体は串木野海上保安部の 「きりしま」で、「はやと」も16:15頃離岸したので帰ろうかとカメラをバッグにしまっていたら、南の方から走ってくる高速船の姿が。 およよ、としばらく待っていると名瀬海上保安部の「かいもん」が入港してきました。おー、久しぶり〜。
ところで今日は節分ですね。ウチはいつものようにお寺の星祭祈祷に行って(星祭=鹿児島では節分の事を星祭とも言うようです。)、巻き寿司といわし を食べて豆をまきました。みなさんは豆まきしました?

撮影データ:D70

らくがき掲示板へ